2025年8月15日金曜日

知的な英語ネイティブが日常会話で使う表現

今日はCSMを離れ、そうはいっても私たちのチームが日常業務をする上で避けられない英語の話です。 

私が長年お世話になっている、大島さくら子先生が、英語の新刊を出したということで、早速入手してみました。


(左が今回の新作。右は前回の著書でこちらも勉強になりました)

 私は早稲田大学エクステンションセンターの、ニュース英語のボキャブラリー・リスニング強化コース〔上級〕という講座でお世話になっていたのですが、さくら子先生は上級者向けの授業が評判がよい人気講師です。学びの多すぎるX(Twitter)もお勧めです。

 今回の著書、「知的な英語ネイティブが日常会話で使う表現」 も見事に中上級者好みな内容で、私は英検1級をかろうじて持っていますが、知らない表現、ワクワクする実践的な表現がたくさん掲載されていて、まさにこういう表現を知りたいと思っていました。

パラパラとめくっても、例えば「caveat」というのは社内で頻繁に使いますし、 「one of a kind」は大谷選手の実況でよく聞きますし、 各ページの表現1つ1つにいちいち興奮します。
Amazonのページにサンプルの画面がありますが、binge-watchingとかよく使うし、go out on a high note とかカッコいいですね。
中身もよいですが、「はじめに」も、よいです。

なんとなく、杉田先生の「NHK実践ビジネス英語 対話力アップ ビジネス英語フレーズ800」の影響もあるような気がします。

ちなみに写真にあるお隣の本、「ビジネス英語のプロが教える! 会話がはずむスマートフレーズ&トピック」も楽しくてお勧めです。 
さくら子先生がアドバイザーをするEMO英会話なら、この本をベースにオンライン英会話が出来ます。私も今は卒業しましたが、全コースやりました。この新しい本が教材になったら、またEMO再開しようかなと思います。

是非 「知的な英語ネイティブが日常会話で使う表現」お楽しみ下さい!

2024年11月21日木曜日

CSMチームで note を始めてみます

 このたび新しい試みですが、CSMチームで note を始めてみることになりました。

日本IBM CSM TEAM 

それにあたり、私も最初の1本を寄稿してみました。

IBM CSMチーム noteを始めます

私自身もブログの経験は長いのですが、note を使うのは初めてなのと、みんなで記事を作っていくことは経験がないため挑戦になりますが、製品やサービスの良さ、理解を深め、少しでも役に立つようなコンテンツが提供出来るようにしていきたいと思います。

現在は既にInstanaの記事の投稿が始まっており、今後も定期的に続けていく予定ですが、それ以外にも、デモ動画を紹介したり、製品利用やCSM活動の現場から、記事でご紹介していければと思います。

よろしければ是非購読やフィードリーダーへの登録をお願い致します。

2024年10月14日月曜日

Instana北米→東京リージョン移行事例

別のブログエントリにて、10/10(木)に開催された、Instanauts_jp#6 みんなのInstana×DevOps 〜システム移行と新たな可能性〜について報告させて頂きました。

この中の目玉セッションの1つとして、「Instana北米→東京リージョン移行事例」 としてGMOあおぞらネット銀行の園田様よりご講演頂きましたが、その内容についてをこちらのエントリではご紹介したいと思います。

GMOあおぞらネット銀行様ではInstanaをご利用頂いており、過去にもInstanauts_jpでは、その状況などをお話頂いておりましたが、2024年7月にInstana SaaSに東京リージョンが増えたことを機会に、リージョンの移行を実施され、その内容を事例としてお話頂きました。

まず、東京リージョンのメリットについては、以下の3点をお話頂きました。

1. SaaSでの利用ハードルが下がる
2. 取り扱うデータの幅が大きくなる
3. コミュニケーションがしやすい

1点目については、サービス選定時に、場所を確認したり、取り扱えるデータを確認する必要があり、ハードルが下がると共に、セッション後に行われたQAでは、社内プロセスにおけるチェック項目が減ることにより、海外サービスと比べても迅速に採用が進むとお話頂きました。また、2点目については、個人情報に関連するデータのハードルが下がり、これまではInstanaの適用対象に出来なかったシステムが対象になるとお話頂けました。3番目については、時差や言語についてです。
その他、終了後のQAではパフォーマンスの改善などについても触れられましたが、こちらは特に体感出来るものはなかったということで、GMOあおぞらネット銀行様としては、何よりInstana適用対象のシステムが増えたのがよかったようです。

移行については、約1カ月でのプランを立てられ、現在その最終フェーズというところが紹介され、続いて今回の移行方法が紹介されました。Instanaエージェント側の設定、およびInstanaサービス側について、お話頂きました。どちらも特に難しいことはないですが、エージェント側は東京リージェントへのデータ送信を加えただけ、そしてサービス側については、今回2枚の画面を並べて丁寧にパラメータ確認しながら移行をされたとご紹介されました。結果的には移行は無事に成功し、データも入り始めていることを見せて頂きました。

7月に出来たばかりの東京リージョンのサービスが、早速このように使われ、そしてInstanaの適用範囲が広がる、という大きなメリットを享受できるようになりよかったです。

実はこの事例の裏で、スケジュール案のご提示や移行に関する技術情報の提供などを、IBM CSMの河野哲也がお手伝いさせて頂きました。

イベントの最後では園田様(右)とCSM河野(左)で一緒にお写真を撮らせて頂きました。素晴らしい事例の発表をして頂き、感謝致します。


 

Instanauts_jp#6に参加してきました

 先日10/10(木)に開催された、Instanauts_jp#6 みんなのInstana×DevOps 〜システム移行と新たな可能性〜に私もお邪魔してきました。こちらはInstanaユーザーコミュニティである、Instanauts_jpの今年3回目のオンサイトイベントです。

会場はGMOあおぞらネット銀行様のご厚意で、GMO Yoursという素敵な場所を使わせて頂きました。人数は全体で30名くらいでしょうか。今回の司会はエヌアイシー・ソフトの西尾様でした。

当日の詳細については、既にたくさんの写真と共に Togetter にまとまっていますので、こちらも是非ご確認下さい。

Instanauts_jp#6 みんなのInstana×DevOps ~システム移行と新たな可能性~ 実況まとめ

このブログでは、私の手元のメモなどから、その日の学びを記録しておきます。

 まず「10分でわかるInstana」というセッションが、SOP株式会社の田村様からありました。10分という短いでしたが、以下の2点に要点を絞って、その魅力がわかりやすく説明されました。

1. Instanaは導入がラク
2. 依存関係が一目でわかる

Instanaはインフラ設定の必要がほぼ不要(環境によってはもちろんある)で、アプリケーションの再起動も不要で、アプリケーションとして設定せずメトリクスが取得出来る点が紹介されました。さらに、依存関係という意味では、システム開発時も運用時もおかしい構成が判断しやすく、影響範囲も絞りやすく、システム構成図も作りやすく、さらにはメンバー教育という観点でもよいと説明され、あっという間の10分でした。

その後、GMOあおぞらネット銀行の園田様から「Instana北米→東京リージョン移行事例」がお話されました。こちらは、ブログのエントリを分けてご紹介致します

 そして、この日の注目セッションでもあった「 Instana×DevOps対談」が、4名のスペシャリストで行われました。VITAの加藤様のテンポよい仕切りと共に、DevOps専門家のIBM黒川さん、Instana専門家のIBM古川さん(私のCSMチームですね)、そしてこの領域に非常に詳しい日鉄ソリューションズの原様で対談が進みました。

まずIBM黒川さんから、DevOpsの普及度がIDCの調査の結果実は60%もある、という衝撃の事実が公開されました。既にDevOpsには15年の歴史があり、十分に浸透しているのですね。
そんな中 DORA として知られる、DevOpsのパフォーマンスを測る4つのキーワードを、原様より紹介して頂きました。「デプロイ頻度」「変更リードタイム」「変更時の障害率」「デプロイ失敗時の復旧までの時間」ですので、覚えておきます。
さて、実際にはクラウドサービスなどは毎日何度もデプロイされている中、従来型エンタープライズ組織を考えると、頻度より月に1回品質の高いものを、などとという話もあります。DORAの中では、開発スループットとサービス安定性は両立できるという結果になっているようです。原様より「質とスピード」というセッションの紹介も頂いたので、このキーワードで検索してみるのもよさそうです。
DORAの中では、Capabilities, Performance, Outcomes という関係が語られていますが、そこらへんが強引にIBM製品にマッピングされる会話も続く中・・・
このセッションで最も語られたかったと思われる、「Instana CI/CDパイプラインフィードバック」の機能について、原様に熱く語って頂きました。

この「Instana CI/CD パイプラインフィードバック」は非常に簡単に使うことが出来る機能で、アプリケーションをリリースする時に、Instanaにリリースマークを送るようにすると、そのタイミングのマーカーがInstanaダッシュボードで確認出来るようになります。これによって、運用チームは、いつアプリがリリースされたかもわかるし、その前後でのシステムの状況に比較もわかるようになります。アプリもそうですが、Terraformなどでも使えるということで、幅広く見える化が進みそうです。会場にいた人誰もがこの機能の効果に納得し、コミュニティ全体としてこの機能の活用を高め、日本のシステム現場を幸せにしていこう、という空気になりました。

私の部門でも、早速その後情報交換が進み、皆さんここらへんを確認し始めています。 

パイプラインのフィードバック - IBM Documentation

パイプラインのフィードバックの統合 - IBM Documentation

Instana Pipeline Feedback Concourse Resource

Instana Pipeline Feedback CircleCI Orb

さらに、YouTubeの動画なども見つかりました。

さて、デプロイが増えるということは、障害は増えていきますが、そこで「エレガントパズル」という書籍も紹介して頂きました。

障害の復旧観点でInstanaに何か機能がないか、ということでIBM CSMの古川さんから、Intelligent Remediation機能を紹介してもらいました。分析して最適な推奨アクションを提示するこの機能ならDORAメトリクスの障害復旧までの時間短縮に貢献出来るのでは、という話になりました。

セッションの最後には、InstanaがDORAメトリクスへより貢献出来るよう、機能改善要望である Aha! の紹介がされました。もしご興味がある方は、是非こちらを確認して、1票投票されてみて下さい。ユーザーからの投票やコメントが、将来的に製品の機能に繋がる仕組みの1つですね。
Add an integration with a source code management/testing tools such as GitHub/GitLab/Jenkins to measure Four Key Metrics(DORA Metrics)

 さて、ユーザー会も大変盛り上がり、最後はTechXchange Las VegasでInstanaの事例紹介をされるAiritech山崎様より意気込みを語って頂きました。その後は懇親会へ。楽しい夜となりました。


2024年8月20日火曜日

Liberty Dojo 第5回 Liberty体験ハンズオン@IBM箱崎事業所が開催されました

2024年度版のLiberty Dojoは、これまでオンラインで開催されてきました。これまでの開催は基本は座学でしたが、資料や動画も公開されており、後から勉強するにも適していて、私も実は夏の連休中こっそりと視聴しながら、知識のアップデートを行っていました。

そして、そのシリーズ第5回として、今日はIBM箱崎事業所で、ハンズオンが実施されました。会議室が埋まるほどの方にご参加頂きまして、有意義な時間になったと思います。
(以下のリンクから、過去の動画なども含めてアクセス可能です)

Liberty Dojo 第5回 Liberty体験ハンズオン@IBM箱崎事業所

さて、本日のハンズオンですが、基本は皆さんが持ち込んだPC(インターネット接続可能なことが条件)を使い、以下のハンズオン資料に従って実施しました。

【ハンズオン】Visual Studio CodeとLiberty ToolsではじめるOpen Liberty開発 さいしょの一歩 #VisualStudioCode - Qiita

まずは、Visual Studio CodeとJDKをインストールし、そこからVS Codeのプラグインの導入、そして Mavenプロジェクトのファイルをダウンロードして、そこを編集する形で実施しました。

今回のハンズオンのポイントは
1. 作った Maven プロジェクトのファイルをベースに
2. server.xml を設定変更し、ランタイムの設定を行う
3. 同じファイルに、アプリそのものも入れる
4. それを実行するだけで、(Libertyをインストールもしていないのに) アプリが Liberty 上で動く
というのを体感できるところかと思います。旧来のWebSphere Application Serverを触ったことがある方にとっては、その軽量な動きに大きな驚きがあったかと思います。
ちなみに、ハンズオンでは、あちこちで JAVA_HOME が、、、という声が聞こえてきました。私も実はハマりまして、この記事を見て解決しました。(ハンズオン中、いろいろなことが発生し、検索しながら進めていくのは久しぶりで楽しかったです)

私のチームからも何人か参加し、Libertyを体感した今年の新入社員も、よくわかるハンズオンだったと満足していて、Javaのコードの中身も理解したいです、と燃えていました。

セッション講師は、メインでお話頂いたTechSalesチームのメンバーに加え、CSMからも担当させて頂きました。

Libertyについては、モダナイズとして最近お話を聞く機会も増えており、技術者としては理解しておくとよいかと思います。Liberty Dojoの公開動画と、今回のハンズオンは今からでも個人学習できるので是非チャレンジしてみて下さい。

(講師をしてくれたAutomationチームのCSMメンバー↓)


2024年8月10日土曜日

夏の課題図書

今日から楽しい3連休ですが、ありがたいことに、課題図書を頂きました。今回のエントリは、自分のメモ目的を含みます。

THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法

この手の本、特に翻訳物は結構読むのが苦手なのですが、そんな時はYouTubeでのまとめ解説を見たり、サマリー記事を読んだりすることで、理解を深めてから読んだりしています。
今回の場合は翻訳物なので、まずは原著タイトル「THE CULTURE CODE」でYouTubeを検索します。著者自らの短時間解説や、TEDなどがあるとよいですが、今回は1時間近くの講演くらいしか見当たらなかったので、まずはこちらを見ました。何本か似たようなものを見たのですが、英語というのもありますが、どれもなかなかわかりにくい。

 

あわせて、日本語のものを探したら、NAKATA UNIVERSITYさんの動画が2つ見つかりましたが、これが大変わかりやすくて、ありがたい限りです。

 

  

その後で、こちらのまとめ記事を読むと大変わかりやすいです。

【最強チームを作る方法】安心な環境が能力を発揮させる!要約まとめ

最初に、「安全な環境」についてが取り上げていますが、妨害者と中和行動については、組織のいろんなメンバーを見てきた中で、いろいろと考えられます。中和行動がキーになるなら、もっとその技術を学びたいと感じました。

「弱さの開示」については、自分自身はわりとやりやすいことであるが、やはり苦手な人もいるのかな、と思いながら視聴しました。

その他、物理的距離の話や、個人の尊重など、いろいろと考えさせられるし、刺激にもなります。普段、知り合いの動画以外に、なかなか「いいね」はしない私ですが、 折角なので今回視聴した動画に「いいね」というアクションをやってみました。

本も買ったので、これからじっくり読んで、理解を深めようと思いますが、どうやればよいのかな、という疑問はまだ解消していないので、それを考えながら読み進めて行こうかと思います。

皆様もよい夏休みをお過ごし下さい。

2024年7月22日月曜日

天気予報を、Slackに定期的に投稿するデモ動画紹介(IBM App Connect利用)

私たちCSMの部門では、製品を活用した小さな動画を作成しては、IBM Customer Success Japanの動画サイトに投稿しています。

今日はその中から、私のチームメンバーが投稿していた「8分で作成するAppConnectによるサービス連携」という動画を紹介させて下さい。

 

こちらの動画では、App Connect Designerと呼ばれるツールを使い、天気予報を取得し、それをSlackに投稿するというシナリオになっています。どこかのAPIから入力を受け、それをどこかに出力する、というよくあるフローを、わかりやすく天気予報とSlackの例で実現していますが、何らかのデータを定期的にチェックして、通知したりするケースはよくあるかと思います。想像を膨らませるといろいろな例があるのでは、と思いました。

この動画は8分の内容で、1.5倍速再生でも十分に理解出来るかなと思います。
大きくは以下の内容が紹介されています。

1. イベントで動くフローの作成
2. スケジューラーとしてのイベントの選択と定義
3. HTTP呼び出しを使った REST APIコールの定義
4. テスト打ちを行い、レスポンスを取得
5. JSON結果に対して JSON パーサーを適用
6. Slack Webhook を使ってHTTPメッセージ送信
7. メッセージへの値の埋め込み
このフローを試しに実行してみると、Slackに天気予報が投稿されていました。

システム統合というと、もう少し大規模なものを想像することもありますが、手軽にこのようなフローも作れるので、API化が進んで来るとより可能性も出て来そうです。

よろしければ是非動画を視聴してみて下さい。