2024年10月14日月曜日

Instana北米→東京リージョン移行事例

別のブログエントリにて、10/10(木)に開催された、Instanauts_jp#6 みんなのInstana×DevOps 〜システム移行と新たな可能性〜について報告させて頂きました。

この中の目玉セッションの1つとして、「Instana北米→東京リージョン移行事例」 としてGMOあおぞらネット銀行の園田様よりご講演頂きましたが、その内容についてをこちらのエントリではご紹介したいと思います。

GMOあおぞらネット銀行様ではInstanaをご利用頂いており、過去にもInstanauts_jpでは、その状況などをお話頂いておりましたが、2024年7月にInstana SaaSに東京リージョンが増えたことを機会に、リージョンの移行を実施され、その内容を事例としてお話頂きました。

まず、東京リージョンのメリットについては、以下の3点をお話頂きました。

1. SaaSでの利用ハードルが下がる
2. 取り扱うデータの幅が大きくなる
3. コミュニケーションがしやすい

1点目については、サービス選定時に、場所を確認したり、取り扱えるデータを確認する必要があり、ハードルが下がると共に、セッション後に行われたQAでは、社内プロセスにおけるチェック項目が減ることにより、海外サービスと比べても迅速に採用が進むとお話頂きました。また、2点目については、個人情報に関連するデータのハードルが下がり、これまではInstanaの適用対象に出来なかったシステムが対象になるとお話頂けました。3番目については、時差や言語についてです。
その他、終了後のQAではパフォーマンスの改善などについても触れられましたが、こちらは特に体感出来るものはなかったということで、GMOあおぞらネット銀行様としては、何よりInstana適用対象のシステムが増えたのがよかったようです。

移行については、約1カ月でのプランを立てられ、現在その最終フェーズというところが紹介され、続いて今回の移行方法が紹介されました。Instanaエージェント側の設定、およびInstanaサービス側について、お話頂きました。どちらも特に難しいことはないですが、エージェント側は東京リージェントへのデータ送信を加えただけ、そしてサービス側については、今回2枚の画面を並べて丁寧にパラメータ確認しながら移行をされたとご紹介されました。結果的には移行は無事に成功し、データも入り始めていることを見せて頂きました。

7月に出来たばかりの東京リージョンのサービスが、早速このように使われ、そしてInstanaの適用範囲が広がる、という大きなメリットを享受できるようになりよかったです。

実はこの事例の裏で、スケジュール案のご提示や移行に関する技術情報の提供などを、IBM CSMの河野哲也がお手伝いさせて頂きました。

イベントの最後では園田様(右)とCSM河野(左)で一緒にお写真を撮らせて頂きました。素晴らしい事例の発表をして頂き、感謝致します。