先日のエントリでは、「IBM Integration / WebSphere コミュニティMeet-up」のご案内をしましたが、私もCSMメンバーを何名か連れて参加してきました。
IBM Communityのブログでは、その開催報告が早速投稿されており、全体的な報告としては、そちらを見て頂くとよいと思いますが、私も個人的な視点で書いてみます。
【2024年3月21日】IBM Integration / WebSphere コミュニティMeet-up 開催報告
イベントの最初は、関連部門の紹介から入りました。IBMの中にいると、TechSales, CSM, Client Engineering, ISEなどの言葉はもちろんよく聞きますが、このように各部門から一言ご紹介出来たことはとてもよかったと思います。特にCSMやClient Engineeringは、組織としての歴史も浅いし、新しいロールのため、皆様によりご理解して頂くためのよい機会でした。
各チームの紹介は5分であったため、私もすごい早口になってしまいましたが、CSMがポストセールスの技術職でありつつも、サービスやサポートではなく、お客様の製品利用の価値を高めビジネスに活用し、技術的にもより高いステージへ向かうお手伝いをしていくロールであることをご紹介させて頂き、そしてグローバルプラクティスに基づいて活動していることを紹介させて頂きました。丁度、USから、WebSphere/Integration分野における、CSMのPractice Leader(私たちCSMに対して、専門分野の観点で活動ガイドを作成したりスキルリードをする)であるVishy氏が来ていたのを紹介することが出来てよかったです。
私の古巣であるISEも、組織紹介の枠をもらっていたことも嬉しいことですが、その中で、ISEが過去に大量に作成したIntegration系製品の資料を紹介していたことは、この領域での技術力を高めていきたい方には良い情報だったと思います。実は私も今年からIntegration系製品を担当するにあたり、急いで製品学習しておきたかったため、ここの資料をダウンロードしてKindleに入れて通勤時間に読んでいました。オリジナルのレポートブログにもありますが、以下の2つは要チェックですね。
Integration製品 日本語技術資料一覧
WAS Liberty 日本語技術情報一覧
IBM組織の紹介に続き、IBM Championプログラムの紹介、そして、パートナー様のご紹介があったのも、コミュニティとして成熟していくためにとてもよかったと思います。(Instanaコミュニティで活躍されてIBM Championになられた方々も多く、Integration / WebSphereコミュニティからも新しいヒーローが次々出るとよいですね)
組織紹介の後は、2つの班に分かれて、IBM Innovation Studioのツアーと、製品最新情報のご紹介が行われました。WebSphereの最新情報の中では、Libertyやモダナイズの話が行われましたが、この内容はまさに私たちCSMもお客様と次のステージに向けて会話をしているところであり、今回来日中のVishyも世界中でこのような動きがある、と語っていたことと重なりました。Integrationの最新情報の中では、MQ, ACE(App Connect), API Connect, Asperaなどについて紹介されましたが、ISEの専門家からMQクラスタについての詳細も解説されて、技術者にも楽しかったかと思います。
MQ, WAS といえば、Vishy氏が今回の来日の中で、これらの製品は今も主力として使われているし、MQに関していえば Event Stream など新しい形の Integrationがある中で、適材適所という形で残り続けるものである、とも言っていました。
その後の「共創ワークショップ」は6チームに分かれて、デザイン思考のスタイルで、主に Client Engineering組織のメンバーが引っ張る形で、皆さん初対面の中で上手くディスカッションをされていました。私はVishy氏を連れて、6つのチームを回っていたのですが、出てくる課題は世界中で出てくるものと同じであり、ワークショップのやり方もまさに同じである、と言っておりました。時々、「ドキュメントが残されていない」という課題に対して、「Observability(可観測性)製品を入れてみるというのはどうかな」と言うなど、面白いことも言っていました。
冒頭のCSM組織紹介の中で、Vishyを紹介した時に、製品フィードバックやご意見などがあれば、是非このイベントの中で声をかけて下さいと申し上げたのですが、セミナー後には、IBM Championの加藤様がVishyに話しかけて下さり、共通の話題であるRaleighのことなどをアイスブレークとして、いろいろと会話をされていたのを、私もとても嬉しく拝見いたしました。
なかなかグローバルタレントをユーザーコミュニティに連れて行くにはタイミングが合わないのですが、私たちCSMが経由してお伝えすることも出来るので、今後も機会があれば是非交流させて頂ければと思います。
全体の集合写真は、コミュニティのブログでも紹介されています。
私たちCSMも当日の参加メンバーで撮影して頂きました。楽しい1日でした。